TOPICSトピックス
2020.05.09インスタグラム
インスタグラマーに仕事を依頼(キャスティング)する方法や費用
インスタグラマーに仕事を依頼(キャスティング)する方法や費用について解説します
自社やその商品のPRにおいて、インスタグラマーを起用することが珍しくなくなってきました。
これを検討している担当者も多いことでしょう。
しかし、
「どうやってインスタグラマーに依頼するのか?」
「依頼した場合、費用はどれくらいかかるのか」
というような疑問もあるでしょう。
本記事では、インスタグラマーに仕事を依頼(キャスティング)方法や、費用感などについて解説しています。
インスタグラマーによるPRを検討している場合は、ぜひ参考としてください。
インスタグラマーに仕事を依頼(キャスティング)する方法
インスタグラマーに仕事を依頼する方法は、大きく分けて3つあります。
インスタグラマーのキャスティングサービスを利用する
もっとも一般的なのは、インスタグラマーの「キャスティングサービス」を利用するという方法です。
キャスティングサービス側から、もっとも適切なインスタグラマーがサジェストされます。
彼らはインスタグラマーを起用したビジネス活動のプロです。
高い効果を期待できるでしょう。
ただしキャスティングサービスを利用するうえでは、別途費用が必要となります。
広告代理店をとおして依頼する
広告代理店を使うのもよい方法です。
インスタグラマー選定だけではなく、その後の展望についても提案を受けられます。
当然、「広告代理店」であるから、選定の正確性や得られる効果にも期待が持てます。
インスタグラマーに、直接のコンタクトを取る
また、本人に直接コンタクトを取って依頼するという方法も存在します。
単純なコストの面では、もっとも安く済む方法です。
ただしインスタグラマーの選定や施策考案などについては、すべて自社でまかなう必要があります。
インスタグラマーに仕事を依頼する際の費用
インスタグラマーに仕事を依頼する際の費用は、たいてい「フォロワー単価」に基づいて計算されます。
1フォロワーあたり2円から4円を単価としていて、これにフォロワー総数をかけたものが、報酬の総額です。
広告代理店やキャスティングサービスなどを利用した場合は、さらにディレクションへの報酬が必要となります。
ばらつきがあって、一概には言えない部分はあるのですが、おおむね20万〜100万円の範ちゅうでおさまるでしょう。
ただしフォロワーの少ないインスタグラマーを起用する場合は、費用が必要でない場合もあります。
単に商品を無料提供するだけで、依頼が受け入れられるケースも多々あります。
PRやマーケティングに、インスタグラマーを起用するメリットとは?
インスタグラマーを起用するということは、今までにはないメリットをもたらします。
比較的低いコストで済む
インスタグラマーを起用するPRやマーケティングは、既知の広告活動と比較して、コストは小さくなります。
著名人などを起用することと比較すれば、(文字通りの意味で)「桁がひとつ変わる」ということもあります。
紙媒体やWebメディアでの宣伝と比較しても、費用対効果が高く保たれることが多いです。
ターゲットユーザーへの直接的なリーチ
インスタグラマーによるPRは、マスとは違って、直接的なリーチを実現すると言われています。
インスタグラマーを選定している時点で、すでにターゲティングは完了しているはずです。
つまりマスと比較して、「伝えるべき場所へ、PRが届きやすい」ということ。
ターゲットとして定められたところへリーチできるのは、この方法が持つ大きなメリットです。
マスではない広告
また、インスタグラマーを起用した場合、マスではない広告が打てるのも魅力的です。
なぜならユーザーは、マスによる広告の影響を受けづらくなっているからです。
マスによる広告は、ユーザーがアクセスする、あらゆるWebサイトにて表示されています。
したがってユーザーも「広告慣れ」してしまっています。
いかに工夫をこらした広告でも、アクションを喚起するほどのインパクトは与えづらくなっているのです。
また、幾度となく表示されるマスの広告に、辟易してしまっているという側面も。
だからこそ、マスではない広告方法であるインスタグラマーによるPRは、効果的であると言えます。
「憧れのインスタグラマーが持っている(体験している)」という事実は、ユーザーにとってたいへんインパクトの大きいものです。
影響力を味方につけられる
インスタグラマーが持つ影響力は、自社や自社製品に対して、大きな好影響を与えます。
具体的には、
- 知名度の向上
- ブランドイメージの向上
- 製品の購買
- ファン化
というような影響が期待できます。
なぜなら多くのインスタグラマーは、フォロワーから絶大な信頼を寄せられているからです。
つまりフォロワーは、インスタグラマーの発言に対して、かなり過敏な反応を示します。
したがってインスタグラマーの影響力をいわば「間借り」することで、自社や自社製品はよりよくアピールされるというわけです。
インスタグラマーに仕事を依頼する場合の注意点
上述したとおり、インスタグラマーを起用するという選択は、マーケティングの視点から見て非常に有効な手段です。
ただし、インスタグラマーに仕事を依頼する場合は、いくつか注意点があります。
下記のような注意点がおさえられていないと、期待されるのほどの効果を得られないケースも出てきます。
かならず、確認しておいてください。
フォロワー層を確認する
まず、インスタグラマー本人のフォロワー層について、「自社が定めるターゲット」と一致しているか確認する必要があります。
仮に20代女性にリーチしたく、20代女性のインスタグラマーへ依頼するというケースを考えてみましょう。
この場合、インスタグラマー本人のフォロワーそうが、20代女性ばかりであるとは限りません。
30代男性が多分に含まれているかもしれないし、10代女性ばかりだったりするかもしれません。
したがって、フォロワー層とターゲットとが一致しているか、事前に確認しておく必要があります。
フォロワーとの関係性を見ておく
インスタグラマーとフォロワーの関係性にも、着目する必要があります。
なぜならフォロワーとの関係性が強くなければ、PR効果は低減するからです。
インスタグラマーによって、フォロワーとのつながりが希薄だったり、あるいは強固な関係性を持っていたりします。
たとえば頻繁にコメントでのやり取りをしているのであれば、関係性は強いと言えます。
逆に一方的な発信をするばかりで、フォロワーとのコミュニケーションがない場合は、起用するメリットも薄くなるでしょう。
したがって、フォロワーとの関係性にも着目する必要があるというわけです。
エンゲージメント率が高いか否か確認しておく
また、エンゲージメント率を確認しておくことも重要です。
フォロワー数だけが全てではありません。
なぜならエンゲージメント率は、「インスタグラマー本人がフォロワーへ及ぼす影響力」を示唆しているからです。
たとえばフォロワーを10万人抱えていたとしても、エンゲージメント率が低ければ、影響力(≒PR効果)も低いと考えられます。
逆にフォロワーが5万人でも、エンゲージメント率が高ければ、影響力は高いと言えます。
したがってフォロワ数だけではなく、エンゲージメント率を確認しておくことが重要と言えるわけです。
いくらの値でエンゲージメント率が高いと判断するかは、業界やインスタグラマーの属性によります。
この点については、できればキャスティングサービスやインスタグラマープラットフォームで確認したいところです。
まとめ
PRやマーケティングについて、インスタグラマーを起用するのは、たいへん強力な手法です。
「誰を起用するか」という判断は、広告代理店やキャスティングサービスを利用すれば円滑になります。
インスタグラマーへ直接依頼するという方法もあります。
ただし、インスタグラマーを起用する際は、
- 「フォロワー層とターゲットが一致しているか」
- 「エンゲージメント率を確保しているか」
など、事前に確認しておきたい部分があります。
起用するべきか否か、事前にしっかりと見極めましょう。