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2020.04.25マーケティング

マーケティングとは

マーケティングとは?定義・流れを把握しよう!

「売り上げ」を上げるために最も重要なことは「マーケティング」を理解する事です。

ただ、「マーケティング」に関する本や、ネットなど情報量が多すぎて理解をするのが非常に困難です。

こちらではマーケティングの流れから実行までの基本を簡単にまとめましたので最後を読んでいただければ、あなたの悩みを解決できるヒントになります。

 

 

【マーケティングの流れ】

マーケティングは流れがあります。

流れを理解することでより、マーケティングへの理解が深まります。

 

①市場調査(顧客のニーズを把握する)

②セグメーション(市場細分化する)

③ターゲティング(ターゲットになる市場を決める)

④ポジショニング(差別化)

⑤マーケティングミックス(4P)

⑥実行・評価

 

市場調査(顧客のニーズを把握)

市場調査はマーケティングの入り口になります。

これからあなたが売りたいモノ、提供したいサービスが顧客から求められているか?という事を理解しなくてはなりません。

ここでのポイントは自分がやりたい事、作りたいものを作らない事です。

アンケートなどを取り、顧客が求めているものが何なのかを考えるこれがマーケティングの入り口になります。

 

セグメンテーション(市場細分化)

セグメンテーションとはこれから商材・サービスを提供していくターゲットを決めていくために

顧客や市場を分類する事です。

潜在顧客全体をより小さいグループに分類し、

これから決めていくメインターゲットをより明確にしていく工程です。

市場を細分化する際に、様々な基準(変数)が使われます。

これらの基準を1つあるいは複数組合せることによって、対象とするセグメントのイメージ特徴を明確にすることができます。

一般的に使用される基準は、以下の通りになります。

 

【デモグラフィック変数 (人口統計的変数)】

性別、年齢、家族、収入、仕事などの要素で分類をしていきます。

自分がセグメントした顧客層に合わせた金額であったり、メニューなどを決めていくのに必要になります。

 

【ジオグラフィック変数(地理的変数)】

国、都市、地区町村、人口、気候、文化、宗教などでの要素で分類をしていく

 

【サイコグラフィック変数(心理的変数)】

顧客の価値観、性格、ライフスタイル、購買動機などの要素で分類していく。

 

【行動変数(行動変数)】

商品・サービスの利用頻度、利用用途などの要素で分類すること。

 

ターゲティング

ターゲティングとは、どのセグメントを狙うかを決めることを言います。

 

ターゲティングを間違えないための指標 (6R)

細分化して定めたターゲティングが正しいかどうかチェックします。

チェック項目は6つの指標があり総合的に見ることがポイントとなります。

 

それぞれの頭文字を取って「6R」と呼んでいます。

1.Realistic Scale・・・市場規模が適切かどうか

マーケットの規模を示す指標です。

多くのユーザーを抱えている商品やサービスは、企業に利益をもたらす可能性が高いため、基本的に市場は大きい方が良いといえます。

ただ、大きな市場は競合も多いため、ターゲットを絞ることが有効です。最低限のユーザーを獲得できるセグメントである必要があります。

 

・2.Rate of Growth・・・成長見込み

市場の成長率を示す指標です。

競合の売上、商品、サービスの消費額などを参考に判断します。

狙っている市場が今後大きくなっていくのか、その後衰退していく可能性はないかなど長期的な視点で判断することが重要です。

 

・3.Rank/Ripple Effect・・・顧客の優先順位と波及効果

ユーザーにとっての優先度を判断する指標です。

提供する商品やサービスの優先度や関心がユーザーにとって高いかどうかが重要です。

また、市場の関心が高いものであれば、SNSによって拡散されるなど、まわりの顧客に対する波及効果が期待できます。

 

・4.Reach・・・顧客には到達できるか

ターゲットにアプローチできるかどうかを判断する指標です。

商品やサービスがどれだけ優れていても、ターゲットへ商品やサービスが届けられなければ意味がありません。ターゲットに到達する広告やコンテンツなどが存在するかを確認し、到達が見込めるものでなくてはなりません。

 

・5.Rival・・・競合

ライバルとなる企業や商品、サービスなどがどのくらいあるかを判断する指標です。

商品やサービスを売り出す市場を選ぶ際に、競合がどれくらいいるのか知ることは重要です。

すでに競合他社が市場を大きく占めている場合の魅力は低く、競合相手の少ない市場に対して勝負するのが理想です。

ただ、競合の数だけでなく、地理的な環境、他の指標も参考にしつつ見極めることもポイントとなります。

 

・6.Response・・・反応は測定できるか

アプローチの効果を測定できるかを判断する指標です。

広告などを市場に向けて行った際に、効果がどうだったか、測定できる必要があります。

効果が測定できるかどうかも、ターゲティングの際に念頭に置く必要があります。

 

④ポジショニング

ポジショニングとはターゲットに決めた市場の中で、他社との差別化を図り、

いかに自社を選択してもらうかの方法を考えて選択する事を指します。

自分が競合に絶対負けない付加価値・差別化を図り、優位なポジションを自分で決めるという事です。

 

⑤マーケティング・ミックス(4P)

4Pとは、product(製品) price(価格) promotion(販売促進) place(流通)

の4つの要素を表す、マーケティングのフレームワークの用語です。

 

Product(プロダクト:製品)

販売する製品や商品、サービスのことを言います。

製品の性能、機能、デザインなどの要素を具体化します。

ユーザーにとって価値のあるものか、ユーザーニーズを満たしているかを分析し開発することが重要なポイントです。

 

Price(プライス:価格)

提供、販売する製品や商品、サービスの価格のことを言います。

商材・サービスが提供する価値に見合った価格であるか、利益を得られる価格であるかがポイントになります。

 

Promotion(プロモーション:販売促進)

製品、商品、サービスをユーザーに認知してもらうための宣伝のことを言います。

例:SNS、TV、ラジオ、新聞、看板、イベントなど。

 

Place(プレイス:流通)

製品、商品、サービスを販売するための流通経路や販売経路のことを言います。

ターゲット層に確実に製品やサービスを届けることができる流通形態になっていることが重要です。

 

⑥実行・評価

マーケティングミックス(4P)により策定された施策を実行し、

その結果を評価します。思ったとおりに結果が出なかった場合には、うまくいっていない原因を分析し、マーケティング戦略の見直しを行う必要があります。

【まとめ】

マーケティングを理解する事はあなたの売り上げに繋がります。

なぜなら顧客の本質的なニーズに把握し、自社の差別化、的確なターゲティングが行えればその商品・サービスを求めている人は自分から欲してきます。

 

ただ、経済学者フィリップ・コトラーは「マーケティングは一日あれば学べる

しかし、使いこなすには一生かかる」という言葉を残しています。

 

理解したマーケティングを使いこなし、何度も失敗と成功を繰り返し自分のマーケティングを取得することが重要です。